両手鍋で竹炭を作る方法|一斗缶不要で初心者でも成功

アウトドア実践

「竹炭って、意外と手軽に作れないのかな?」

調べてみると一斗缶やペール缶を使った方法が多く、正直なところ準備のハードルが高そうに感じました。道具を揃える前に気持ちが折れてしまう人も少なくないと思います。

そんな中、ふと目に入ったのが我が家にあるバカでかい両手鍋。直径45cmの業務用サイズです。

「これ、もしかして竹炭いけるんじゃない?」

という軽い発想から、鍋を使った竹炭作りに初チャレンジしてみました。結果的に、見た目もきれいな竹炭がしっかり完成し、同時にいくつか重要なポイントも掴めました。

この記事では、実際にやってみて分かったコツ・失敗した点・次回に活かしたい改善点まで含めて、正直ベースで共有します。これから竹炭作りに挑戦したい方の「最初の一歩」を確実にする内容です。

両手鍋で『キレイな竹炭』を作る方法|一斗缶・ペール缶不要

まずは材料となる竹を準備する

鍋サイズに合わせてカットした竹材

今回は鍋のサイズに合わせて竹をカットしました。長さを揃えておくと、後工程で詰めやすくなります。

今回は知識不足もあり青竹を使用していますが、後から調べて分かったのは「伐採後1か月程度しっかり乾燥させた竹」の方が、爆ぜにくく安定して炭化しやすいという点です。

水分が多いと加熱中に水蒸気が一気に噴き出し、火力調整や安全面で難易度が上がります。初めての方ほど、乾燥竹を使うのが無難です。

ちなみに、竹飯盒を自作して玄米を炊いたこともあります。竹素材の扱いに興味がある方は、こちらも参考になると思います。

 

竹を割って鍋に詰める

竹を縦割りしている様子
割った竹を鍋に詰めている状態

竹は想像以上に簡単に割れます。ただし、慣れていない状態でナタを使うのは正直おすすめしません。刃が滑った瞬間に大怪我につながります。

今回は使いませんでしたが、「竹割り器」という専用工具も市販されています。安全性と作業効率を考えるなら、こうした道具を使うのも十分アリです。

割った竹を鍋いっぱいに詰めた状態

今回使った鍋は直径45cmの大型鍋。理論上は、ぎゅうぎゅうに詰めた方が反りにくく、均一に炭化しやすいと言われています。

ただ、ノコギリでのカット作業が想像以上にしんどくなり、今回は無理せずほどほどの密度でギブアップしました。ここは体力と相談で問題ありません。

自作ペール缶焚き火台で一気に加熱

河原で使用した自作焚き火台

今回は河原という環境だったため、遠慮なく高火力で焚き火ができました。二次燃焼もしっかり起きており、炭化用の熱源としては理想的な状態です。

燃費は正直良くありませんが、煙が少なく安定した火力を維持できるのは大きなメリット。焚き火そのものも快適でした。

この焚き火台については、別記事で詳しくまとめています。

 

鍋を焚き火台にセットした状態

ここで判明した失敗点が2つありました。

・鍋蓋の隙間が大きすぎて空気が入り過ぎる
・鍋と焚き火台の間に五徳的な高さ調整が必要

このまま続行すると失敗が濃厚だったため、一旦作業を中断して対策を考えました。

アルミテープで隙間を塞ぐ作業
隙間を一箇所だけ残した鍋蓋

応急処置として、手持ちのアルミテープで蓋の隙間を塞ぎました。ただし完全密閉は危険なので、一箇所だけ意図的に隙間を残しています。

その隙間確保に使ったのが、蚊取り線香のあの金具。こういう細かい工夫が安全性を左右します。

炭化が進み水蒸気が噴き出す様子

加熱時間はトータルで約5時間。途中から水蒸気が勢いよく噴き出し始めたため、そのタイミングで加熱を中断しました。

完全に冷めるまで放置し、鍋を開けます。

あとから振り返ると、水蒸気の勢いが急に強くなった瞬間が「もう少しで完成」の合図だったように感じます。あの状態から、さらに1時間ほど安定加熱できていれば、より完成度は上がったと思います。

完成した竹炭(仕上がり良好)
炭化が8割程度の竹炭

見た目にも美しい竹炭が完成しました。完全に仕上がったものと、8割程度の炭が混在していますが、初回としては十分満足できる結果です。

思わず棚に並べてみましたが、なかなか良い雰囲気。

しっかり冷ましたあとでも、ときどき「パキッ、パキッ」と音を立てて弾けるのが印象的でした。

竹炭は軽く水洗いして表面の汚れを落とし、水分を拭き取って保管。炭自体は煤で真っ黒になることはありませんが、鍋はしっかり煤だらけになります。この点は覚悟しておいた方がいいです。

まとめ|両手鍋で竹炭を作って分かったこと

実際にやってみて、重要だと感じたポイントを整理します。

・竹は伐採後1か月程度乾燥させたものが扱いやすい
・鍋蓋は「置くだけ」では密閉度が足りない
・安定した高火力を長時間維持できる環境が必要
・竹のカットにはレシプロソーなど電動工具があると圧倒的に楽

次回は、レンガをコの字に組み、下部に網を挟んで焚き火を覆うスタイルを試してみる予定です。また、ペール缶に竹を詰めて蓋と簡易煙突を作り、全体を一気に加熱する方法も検討しています。

短時間で安定して作れそうな気はしていますが、実際にやってみないと分からないのが面白いところです。

よくある疑問(FAQ)

Q. 両手鍋は普段使いできなくなりますか?
A. ほぼ確実に煤で汚れます。再利用を考えるなら専用鍋にするのが現実的です。

Q. 完全密閉した方が良いですか?
A. 危険です。必ず圧抜き用の隙間を確保してください。

Q. 竹炭の用途は?
A. 消臭、土壌改良、インテリアなど幅広く使えます。用途に応じて粉砕するのもおすすめです。

次に読むと理解が深まる記事

今回の「両手鍋で竹炭を作る」という体験を踏まえ、理解を段階的に深められる記事を同カテゴリ内から厳選しました。初めての方でも無理なく読み進められる順番で配置しています。

★YouTubeに作業動画もアップしています。実際の火加減や炭化の進み方は、動画の方が分かりやすいと思います。

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