この記事では「シガーソケット(電源ソケット)を増やしたいけど、どうやって安全に増設するの?」という疑問に答えます。バッテリー直結(バッ直)にリレーを組み合わせて、ACC連動でオン・オフできる形にした手順を、写真付きでそのまま追えるようにまとめました。
フロントだけだと、シガーソケットってどうしても足りなくなるんですよね。車中泊や車内での充電・電装品が増えると、いちいち抜き差しするのも地味にストレスです。
そこで今回は、シガーソケットを増設してみました。しかも、リレーを仕込んだ初めてのバッ直にチャレンジ。構造が分かると意外とシンプルだったので、同じ悩みがある人の参考になればうれしいです。
バッ直・リレーでシガーソケット増設方法│エーモン3235・E341
今回のポイントは「バッテリーから直接電気を引く(バッ直)」だけで終わらせず、ACCでリレーを動かして必要なときだけ通電させることです。バッ直は電圧が安定しやすい反面、常時通電にするとバッテリー上がりの不安が出ます。だからこそ、ACC連動にして「使うときだけ電気が流れる」構成にしました。
ただし、駐車中も常時給電したい機器(常時監視ドラレコなど)を前提にする場合は設計が別になります。その場合は低電圧カットなどの保護を入れるのが現実的なので、この記事の構成とは切り分けて考えるのが安全です。
使用したアイテム

| 電源取り出しターミナル 8859 | 増設ソケット PZ-721 | リレー 4線(4極) 3235 | アースコード AV5.00sq×2m 4853 |
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今回の主役はこのあたり。ここに加えて、作業を楽にする工具や小物も途中で出てきます。
- エーモン(amon) 電源取り出しターミナル 8859
- 槌屋ヤック 車用 電源ソケット シングルセパレートソケット PZ-721
- エーモン(amon) リレー 4線(4極) DC12V・240W(20A) 3235
- エーモン(amon) 電源取出しコード 長さ1.25sq-3m E341
「電源取り出しターミナル 8859」を使うと、バッテリー周りの配線が整理しやすいです。先にイメージを掴みたい人は、こちらも合わせてどうぞ。
ヒント:作業前にこれだけ見ておくと安心
- 増設ソケットに繋ぐものの合計消費をざっくり把握する(目安:W=V×A、車は12V系)
- 配線ルートに熱い場所・動く場所・角が立つ金属がないかを先に確認する
- 固定位置は「濡れにくい」「熱を受けにくい」「整備の邪魔にならない」を優先する
電源ソケットに工夫

ここはちょっと遊び心。100均の「車用スマホホルダー」のマグネットを流用して、電源ソケット側に移植しました。もともとネジ固定だったので分解して、使えるところだけ活かした感じです。
これで、好きな場所にペタッと置ける「どこでもシガーソケット」っぽい使い方ができます。車中泊ってレイアウトを都度変えるので、置き場所を縛らないのはけっこう便利でした。
バッ直に必要なリレー

使ったのは、エーモンのリレー 4線(4極) 3235と電源取出しコード E341です。
リレーって最初は難しそうに見えるんですが、やってることは「スイッチで別系統を動かす」だけです。イメージとしては、お店の自動ドアが開いたら照明が点く、あれに近いです。
ACC電源が「自動ドアのセンサー」で、ACCをONにするとリレーが作動して、バッテリーの電気が電装品へ流れます。私も最初は怖くて触ってなかったんですが、ちゃんと理解してからやると意外といけました。
補足:ここを雑にすると後でハマりやすい
- 熱を持つ場所に固定すると、配線の被覆が傷みやすい
- 角や可動部を通すと、擦れ・断線の原因になりやすい
- 圧着(端子かしめ)が甘いと、発熱や接触不良が起きやすい
電源取り出しターミナルに接続

電源取出しコード E341を、バッテリーに装着した電源取り出しターミナルに接続しました。「後付けシートヒーター」のプラス線と一緒にボルト締めします。
ターミナルのボルト締めは、1本だけだと固定が甘いと感じました。なので2本まとめて締めています。ここは「しっかり締まっているか」で安心感が変わります。
リレーの固定

画像位置にある固定ボルトを利用して、リレー 4線(4極) 3235を固定しました。金属部分は熱を持つ恐れがあるので避けました。
配線も熱によって溶ける可能性があるので、取付場所は慎重に考えています。リレーの右上にあるのは「後付けシートヒーターのリレー」です。
リレーとの接続

電源取出しコード E341は長いのでカットし、圧着ペンチを使ってギボシ端子をかしめました。バッテリーから来る配線は「画像の赤丸」へ接続しています。
| アースコード AV5.00sq×2m 4853 | ギボシ 圧着端子 360個セット |
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ヒント:圧着が不安なら、ここだけ守る
- かしめたら軽く引っ張って抜けないか確認する
- 被覆を剥きすぎない(銅線の露出が長いと不安定になりやすい)
- 端子が斜めに潰れていないかを見る
ACC電源の確保

「後付けシートヒーター用のACC電源」を二股配線で分岐して確保しました。マルチワイヤーストリッパーと圧着ペンチがあると、作業がかなりスムーズです。
| KAIWEETS マルチワイヤーストリッパー | ロブテックス 電装圧着工具 |
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二股配線から延長で配線を伸ばして「画像の赤丸」へ接続しました。これで、リレーを動かすためのACC電源が確保できました。
電装品への配線

電源取出しコード E341のカットした余りで「電装品」へのプラス線を延長しました。「画像の赤丸」位置の配線です。
配線を延長するときは、ピンと張るほど短くしないのがコツです。少し余裕があるだけで、振動や取り回しの負担が減って断線しにくくなります。
配線のまとめ方

配線はコールゲートチューブでまとめました。切れ込みが入っているので、配線を押し込んでビニテ留めでOKです。安価なのに見栄えも整うので、やっておくと満足度が上がります。
| コルゲートチューブ 7φ 2m |
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補足:まとめ方でトラブルが減る小ネタ
- 結束バンドは締めすぎない(被覆が潰れて中で断線しやすい)
- 擦れそうな場所は、チューブ+テープで軽く保護しておく
- 接続点は、後で点検できる位置に寄せると困らない
配線の取り回し

配線をまとめてあったビニールタイで、隙間から配線を引き込みました。「助手席シートベルト位置」で電源ソケットの配線と接続し、配線は隙間に落とし込みました。
このあたりは「動く可能性がある場所」なので、手で触って引っ掛かりがないか、軽く揺らして無理なテンションがかかっていないかだけ見ておくと安心です。
最後の仕上げ

電源ソケットのプラグをカットして配線加工しました。アース線は画像のボルト位置で締め付けています。最後にコールゲートチューブで仕上げました。
アースは「締めたつもり」になりやすいので、ボルトがしっかり噛んでいるか、座面が浮いていないかだけは丁寧に確認しておくと後で安心です。
電源ソケットの動作チェック

リアのシガーソケットは主に「ポータブル電源」の充電用に使います。無事に動作して、ちゃんと充電できることを確認できました。
最後に、私はこの3点だけは必ず見ています。
- ACC OFFで増設ソケットがOFFになる
- 通電中に接続部や配線が不自然に熱くならない
- 配線が引っ張られたり、擦れたりしそうな場所がない
どこでもシガーソケットの完成

配線の長さに余裕をもたせたので、床付近までシガーソケットを伸ばすことができます。車中泊スタイルは「都度変更」しがちなので、こういう柔軟さがあると使い勝手が一気に上がりました。
さらにマグネット仕様にしたことで、置き場所をサッと変えられるのも便利です。私と同じように「足りない問題」で困っているなら、ぜひ参考にしてみてください。
FAQ(よくある質問)
- Q. バッ直って、初心者でも大丈夫?
- A. 配線の意味を理解して、固定と圧着を丁寧にやれば大丈夫です。特にリレーを入れてACC連動にしておくと、普段の運用がかなり安心寄りになります。逆に、圧着が甘い・擦れる取り回し・熱い場所への固定はトラブルの原因になりやすいです。
- Q. ACC電源の取り方が不安です。
- A. 今回は後付けシートヒーターのACC電源を二股で分岐しました。考え方としては「点検しやすい」「動かない」「無理な分岐をしない」場所を選ぶのがコツです。取り回しが苦しい場所で無理に分岐すると、後で追いづらくなります。
- Q. 充電できるのに、たまに不安定になるのはなぜ?
- A. 多いのは接触不良(圧着やアース)と、配線が引っ張られて端子に負担がかかっているケースです。通電時に少しでも熱を持つなら、いったん止めて接続点を見直すのが安全です。
- Q. マグネット固定って走行中に落ちませんか?
- A. 設置場所とマグネットの保持力次第です。私は「必要なときだけ使う」「置きやすい位置にする」という運用で満足できています。常設でガッチリ固定したいなら、別の固定方法も検討した方が安心です。
★youtubeで今回の内容について動画アップしているので良かったら参考にしてみて下さい
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