ダイソー貯金箱で作る二次燃焼ソロ焚き火台|DIY手順と燃焼テスト解説

アウトドア実践

この記事では、ダイソーの貯金箱を使って二次燃焼するソロ用焚き火台を自作する流れが分かります。材料選びから加工のコツ、実際の燃焼テストまで、一連の作業を追体験できる内容です。

「小さくて、しっかり二次燃焼するソロ用焚き火台を自作できないか?」そんな思いつきから、このDIYは始まりました。

以前、ペール缶を使った二次燃焼焚き火台をYouTubeにアップしたところ、想像以上に多くの方に見てもらえました。ただ、正直なところサイズが大きく、ソロキャンプでは少し扱いづらい場面もあります。そこで今回は、もっとコンパクトに仕上げられそうなダイソーの貯金箱を使ってみることにしました。

完成した焚き火台は小型ながら火力は十分で、二次燃焼の様子もしっかり確認できます。ソロキャンプや豆炭の火起こし用として、現実的に使えるサイズ感です。

全体の作り方や雰囲気は、こちらの動画でも確認できます。

【ダイソー貯金箱】二次燃焼するソロ焚き火台を自作│ウッドストーブ

使用した材料

ダイソーで購入した金属製の貯金箱

今回メインで使ったのは、ダイソーで購入できる金属製の貯金箱です。基本的な構造や考え方は、以前作ったペール缶タイプと同じなので、サイズ感や形は好みに合わせて選んで問題ありません。

大缶上部の切り抜き

大缶上部に小缶を差し込むための切り抜き位置

まずは小缶を組み合わせるため、上部に穴を開けます。マジックペンであらかじめ目安線を引いておくと、作業中に迷いません。

ワッシャーを型にして穴位置を決めている様子

手元にあったワッシャー(外径18mm/内径8mm)を型として使いました。カッターでの切り抜きは思っている以上に大変です。焦らず、少しずつ傷を付けていく感覚で進めるのがポイントです。

カッターで切り込みを入れた後にペンチでめくる工程

ある程度切り進めると、「パキッ」と割れるような感触が出てきます。そのタイミングでペンチを使い、様子を見ながらめくっていきます。無理に力を入れると歪むので、抵抗がある場合は再度カッターで切り込みを入れます。

ミニルーターや棒ヤスリでバリ取りをしている状態

切り口には必ずバリが出ます。ミニルーターがあれば楽ですが、100均の棒ヤスリでも問題ありません。ここを雑にすると手を切りやすいので、丁寧に仕上げます。

Ginelson ミニルーター

大缶下部の穴あけ

大缶下部の吸気穴位置をマーキングした状態

下部の吸気穴は、今回は下から10mmの位置に設定しました。ただ、穴径が大きめだったので、結果的には15mm程度あった方が余裕があったと感じています。

マスキングテープでピッチを取り穴位置を決めた様子

マスキングテープを使い、ピッチ28mmで11か所に印を付けました。キリで軽く打っておくと、ドリル作業のときにズレにくくなります。

ホールソーで大缶下部に穴を開けている様子

卓上ボール盤があると楽ですが、ホールソーはハンドドリルでも使えます。力を入れすぎず、滑らせるように回すときれいに切れます。

ミニボール盤 BB-100A コンパクトサイズ

ホールソーセット

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小缶底部の穴あけ

小缶底部にマスキングテープで分割線を引いた状態

小缶の底も、マスキングテープで12分割して位置を決めました。対角線を引くだけですが、作業はかなりスムーズになります。

ステップドリルで小缶底部に穴を開けている様子

底の穴あけにはステップドリルを使用しました。Φ10mmとΦ6mmの穴を作り、仕上げに一段上のサイズで軽く回すとバリ取りも同時にできます。

ステップドリル

小缶上部の穴あけ方法

小缶上部に二次燃焼用の穴を開けた状態

上部にはΦ6mmの穴を33か所開けましたが、1か所つながってしまいました。見た目や強度を考えると、32か所でも十分だと思います。

皿取り錐ドリルビットでバリ取りしている様子

バリ取りには皿取り錐ドリルビットが便利です。穴を広げてしまう心配がなく、安心して使えます。

皿取り錐ドリル ビット

小缶蓋の切り抜き

ミニルーターで小缶の蓋を切り抜いている工程

蓋の切り抜きにはミニルーターを使いました。ヘッドを交換すれば、切断や研磨など幅広く使えるので便利です。

詰まり防止アイテム

小缶内部に茶こし網を設置した状態

小缶の内部には、詰まり防止として茶こし網を入れました。燃料の落ち方と空気の流れが安定し、燃焼がかなりスムーズになります。

DIY作業におすすめな道具

DIY作業で使用している乾湿両用掃除機

金属加工をするなら、乾湿両用掃除機があるとかなり楽です。切粉を気にせず吸えて、紙パック不要なのも助かります。

イーバリュー(E-Value) 乾湿両用掃除機 12L EVC-120SCL

ウッドストーブの燃焼テスト

完成したウッドストーブの燃焼テストの様子

実際に火を入れてみると、問題なく燃えてくれました。二次燃焼もきれいに出ています。まだ改善の余地はありますが、豆炭の火起こし用途なら十分使えそうです。

今回の内容は、動画でも詳しく紹介しています。

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