車内DIY塗装は臭い?ハイゼットカーゴで検証してみた

クルマライフ

「ボロ車の車内を塗りたいけど、やった事がないから心配。業者に頼むと高そうだし、手軽にできないのかな…」
そんなふうに迷っている方に向けて、私自身が実際に車内を塗装してみた体験をまとめました。

この記事では、作業前に私が気になっていた、次のようなポイントを中心に書いています。

  • 初心者でも本当にできるのか?
  • できるだけ安く済ませるための塗料・道具・費用感
  • 塗料のニオイはきつくないのか、車内に残らないのか
  • 車内を塗装しても車検は問題ないのか

今回は、軽自動車のハイゼットカーゴの車内塗装に挑戦しました。
あくまで素人DIYですが、やってみて分かったことや、途中で迷った点、良かった点・気になった点も含めて正直に書いています。

初心者でもできた(コツは「塗料選び」と「下準備」)

私自身、これまで塗装の経験はほぼなく、完全に初心者の状態からのスタートでした。それでも、仕上がりは想像していたより満足できるもので、作業自体も「思ったより大変じゃないな」という印象でした。

実際にやってみて感じたのは、扱いやすい塗料を選ぶことと、塗る前の下準備(表面荒らし・脱脂)をきちんとやることが、仕上がりを大きく左右するという点です。

初心者だけど簡単に出来るの?

初心者がハイゼットカーゴの車内塗装を始める前の作業前の状態

正直に言うと、私は塗装が得意なタイプではありません。どちらかと言えば、失敗しそうで避けてきた作業でした。

ただ、今回の車は12万円で購入した激安のボロ軽だったこともあり、「多少失敗してもいい」「完璧じゃなくていい」と割り切れたのが大きかったです。その気持ちで思い切ってチャレンジしてみました。

結果としては、想像していたよりもずっと良い仕上がりになり、自分でもかなり驚いています。
この出来なら、初心者でも十分対応できる作業だと思いますし、難易度はかなり低めだと感じました。

なお、窓埋めパネルについても気になる方は、こちらの記事も参考になると思います。

安く済ませたい:塗料・道具・値段

使用した塗料

ハイゼットカーゴ車内塗装に使用したつや消しタイプの水性塗料
塗料についての知識がほとんどなかった私が、ホームセンターの店頭で選んだのが、この水性塗料です。
選んだ理由は、つや消し仕上げで車内が落ち着いた雰囲気になりそうだったことと、鉄部にも使えそうだと感じたこと。そして正直なところ、パッケージの印象が良かった、というかなり感覚的な判断でした。

購入先は大型ホームセンターのジョイフル本田で、2022年9月時点の価格は1Lあたり2,178円(税込)でした。

ジョイフル本田 商品ページ(参考)

実際に使った量は1L缶の半分くらいで、思っていたよりも余裕がありました。

塗料の特長(購入時に確認した内容)

  • やさしい風合いのつや消しタイプで、車内が落ち着いた印象になる
  • 水性で扱いやすく、強い臭いが少ない
  • 防カビ剤が配合されている

製品仕様・目安(購入時に確認した内容)

  • 内容量:1L
  • 成分:合成樹脂(アクリル)、顔料、防カビ剤、水
  • 乾燥時間:目安 約1時間(20℃)、約2時間(冬季)
  • 塗り重ね:目安 4時間以上(20℃)、冬季は6時間以上

使用した道具について

100円ショップで揃えた車内塗装用の刷毛やローラーなどの道具一式

道具は、基本的にダイソーなどの100円ショップで揃えました。最低限、次のものがあれば作業できます。

  • 塗料用トレー(受け皿)
  • 刷毛
  • ローラー(幅が狭いものが便利)
  • 小筆(細かい部分用)
  • 養生テープ
  • 手袋
  • 紙やすり(またはハンドサンダー)

ローラーは幅の狭いタイプのほうが、車内では扱いやすいです。動画内で使っているのは4cm幅のローラーです。小筆も、凹凸のある細かい部分を塗るときにかなり助かりました。

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臭くない?ニオイとか残りそう…

実はこの点については、作業前はそこまで深く考えていませんでした。

ただ、今回使用した塗料はほとんど臭いを感じませんでした。塗り始めから、いわゆる塗料特有のツンとした強いニオイはほぼありません。

補足:水性塗料は「水に弱い」「すぐ落ちる」というイメージを持たれがちですが、乾燥前は水で流れやすい一方、しっかり乾燥すれば必ずしも簡単に落ちるわけではない、という説明を店頭で受けました。

車内塗装して車検は大丈夫なの?

「勝手に車内を塗装して大丈夫なのか」「車検に通らなくならないか」と不安になり、事前に調べました。

調べた限りでは、塗装そのものは基本的に車検で問題になるケースは少ないようです。ただし、実際の合否は施工内容や車両の状態によって変わります。

特に注意が必要なのは、内装を布や合皮などで貼り替える場合です。この場合は難燃性の要件が関係してくる可能性があります。内装材料の難燃性については、国の技術基準として整理されています。

参考(基準の考え方の確認用):
国土交通省:別添27 内装材料の難燃性の技術基準(PDF)

改装車両などで難燃性確認が必要になるケースの説明:
日本自動車輸送技術協会(JATA):難燃性試験の概要

※私は「塗装」に限定して調べたうえで作業しました。不安がある場合は、施工内容を前提に管轄の整備工場や検査場で事前確認すると安心です。

実際にハイゼットカーゴの車内を塗った手順

下準備(仕上がりを左右する工程)

車内塗装前に内装パーツを外して下準備をしている様子
100均のハンドサンダーで表面を荒らして塗料の密着を良くしている工程
アルコールで脱脂して油分や汚れを落としている工程

塗料の食いつきを良くするために、100円ショップのハンドサンダーで表面荒らしをしました。
やすりがけの後は、アルコールで脱脂し、汚れや油分をきちんと落としています。

塗り作業

ローラーで車内パネルを塗装している1回目の作業の様子
刷毛を使って車内の細かい部分を塗装している様子

邪魔になりそうなパーツやフチのゴム類は、できる範囲で先に外しておくと作業がかなり楽になります。
初回は「キレイに仕上げよう」と思わず、多少ムラがあっても全体に塗料を乗せるイメージで進めました。
細かい部分は刷毛や小筆があると、作業が一気に楽になります。

乾燥後に行った車内塗装の重ね塗り工程の様子
ローラーで仕上げ塗装をしている車内塗装の工程
つや消し仕上げになった車内パネルの完成状態

乾燥させながら3回ほど重ね塗りしました。重ねるごとに塗りやすくなり、仕上がりも自然と整っていきます。
塗料が少し固いと感じた場合は、水で薄めて調整しました。

完成後に見えなくなる部分は塗装を省略した車内の様子
見えにくい箇所は最低限の塗装にとどめた判断例

画像のとおり、完成後に見えなくなる部分については、あえて塗らない判断をしました。

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よくある質問(FAQ)

Q. 初心者でも本当にできる?失敗しにくいポイントは?

できます。ポイントは下準備(表面荒らし・脱脂)と、1回目から完璧を目指さず薄く広く塗る意識です。2回目以降で一気に整ってきます。

Q. 費用は結局いくらくらい?

塗料は半分程度しか使わなかったため、体感としては1,000円ちょっとでイメージチェンジできました(道具は100均中心です)。

Q. ニオイは残る?車内で使って大丈夫?

今回使った塗料では、作業中から強いニオイは感じませんでした。心配な方は、換気しながら作業し、乾燥時間を十分に取ると安心です。

Q. 車内塗装で剥がれたりしない?

鍵などの硬い物が当たると剥がれます。ただ、重ね塗りしてもムラになりにくかったので、私は気になるところをその都度修正しています。

Q. 車検は本当に大丈夫?

塗装自体は問題ありませんでした。ただし、内装の貼り替えや大きな改変を伴う場合は判断が変わることがあります。不安な場合は事前確認が確実です。

まとめ:ハイゼットカーゴの車内を塗装してみて

ハイゼットカーゴ車内塗装後の全体的な完成イメージ

中古で購入した軽貨物車だったため、もともと車内はかなり傷だらけの状態でした。

それでも、今回使った塗料とローラー塗りの相性が良く、仕上がりにはとても満足しています。
塗料も半分程度しか使っていないため、コスト面でもかなり低予算でイメージチェンジできました。

鍵などの硬い物が当たれば塗装は剥げますが、重ね塗りで簡単に修正できる点も、水性塗料の扱いやすさだと感じています。

YouTubeで、慣れていない私の作業の様子を動画でも公開しています。よければ参考にしてみてください。

この作業のあとに役立った実体験記事

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