Amazon中華製FFヒーター2kWをDIY取付|ハイゼットカーゴ実録

クルマライフ

「Amazonで中華製FFヒーターを買ったから、自分で取り付けてみよう」と考えている方に向けて、実体験をもとにまとめた記事です。動作チェックを終え、実際に車両へ取り付けた一連の流れを、失敗談や注意点も含めて整理しました。

今回使用したFFヒーターは5kWではなく2kWモデル。取り付け車両は軽バンのハイゼットカーゴ(S321V)です。結果から言うと、ジャッキアップは不要で作業できました。構造的な考え方や手順は他車種でも応用できる部分が多いため、DIY取付を検討している方の参考になればと思います。

FFヒーター取付けDIY|Amazonの2kWモデルをハイゼットカーゴへ

FFヒーターを取り付ける前に必ずやること

いきなり車体に穴を開ける前に、必ず動作確認を行います。初期不良や配線トラブルは珍しくありません。ここを省くと、後戻りできない状態で問題に気付くことになります。

FFヒーターの使用燃料について

販売ページでは軽油指定となっていますが、今回は灯油を使用しています。軽油と灯油は似た性質を持ちますが、引火点、色、硫黄含有量に違いがあります。実用上は灯油で問題なく動作していますが、地域や保管環境によっては選択に注意が必要です。

FFヒーター取付位置の確認

ハイゼットカーゴS321Vの座席下スペースと取付候補位置

ハイゼットカーゴS321Vは座席下に十分なスペースがあります。ボルトを外せば下部へアクセス可能です(専用工具が必要)。2kWモデルは5kWより一回り小さく、設置場所の自由度が高いのが利点です。

使用した工具や部材は、記事の最後に一覧でまとめています。

FFヒーター本体と燃料タンクの配置イメージ

FFヒーター本体と燃料タンクの配置はこのようになります。

燃料タンクは純正品から田巻ガソリン携行缶 TS-5へ変更しました。2kWモデルであれば、この位置に無理なく収まります。

別候補として検討した燃料タンク設置位置
スライドドアと干渉するため却下した位置

この位置も検討しましたが、スライドドア閉鎖時に干渉するため却下しました。古いボロ軽を買うとサビって付きものですね。

車両に取付穴をあける

FFヒーター取付プレートで穴位置をマーキング

付属の取付プレートで穴位置をマーキングします。吹き出し口や吸気部が干渉しないか、ここで必ず再確認します。

今回は車体側に平面がなく、プレートが浮いてしまったため未使用としました。本体底面のゴムで密着できると判断しています。

下穴をあけた状態
ホールソーで本穴をあけた状態

下穴をあけてからΦ30mmのホールソーで本穴加工。小径穴はΦ8mmです。ズレた場合は1サイズ上げて調整します。切り粉は必ず除去してください。

穴あけ後の車体下面
耐熱ペイントで防錆処理した穴

切断面は耐熱ペイントで防錆処理。念のため車内外の両側から塗装しました。タッチペンでも代用可能です。

燃料ホースは必ず見直す

付属燃料ホースと交換用ホース

付属の燃料ホース(黄色)は使用せず、安全性を考慮してMinimprover 燃料ホース 内径4mmへ交換しました。ここは妥協しない方が良い部分です。

燃料ホースを車外へ出す穴
燃料ホースを車内へ戻す穴

燃料ホースはいったん車外へ出してから戻します。本体の燃料ポートが下面にあるためです。

グロメットを装着した燃料ホース穴

穴はステップドリルでΦ10mmに拡張し、必ずグロメットを装着します。鉄板に直接ホースを通すのは振動による損傷リスクが高く危険です。

燃料ポンプから燃料缶まで

燃料ポンプの固定位置

燃料ポンプは鉄板ビスで固定。指定角度は30度ですが、今回は大きく外れない範囲で設置しました。

燃料ポンプから携行缶までの配管

ポンプ→フィルター→携行缶の順で接続。携行缶上部に穴をあけ、グロメットを介してホースを挿入しています。

燃料漏れが発生した件

燃料漏れが発生した箇所
液体ガスケットで補修した状態

後日、グロメット脇から灯油が漏れたため液体ガスケットで補修しました。つまようじを使うと塗布しやすいです。現状問題ありませんが、恒久対策は検討中です。

燃料ホースのエア抜き

燃料ホースのエア抜き作業

ホース接続前に必ずエア抜きを行います。ホースを透明タイプから変更したため、燃料が出てくるまで操作しました。リモコンの▲▼同時押しでエア抜きモードになります。

FFヒーター本体の設置

FFヒーター本体を設置した状態

本体と車体の間には耐震マット(ダイソー)を挟み、振動音対策としました。

車体下面からの固定作業
固定ボルトの締結状態

下側から4点固定。締めすぎには注意します。段ボールを敷けばジャッキアップは不要でした。
ここまでで車内側の設置と固定は完了しているため、ここからは車体下側の処理に進みます。

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車体下側での取付作業

吸気管の固定位置

吸気管は既存穴を利用し、耐候性のある結束バンドで固定しました。

排気口と耐熱シール処理

排気口周囲は耐熱シール剤で処理。扱いは難しいですが、隙間対策として重要です。

排気管の接続状態

排気管はホースバンドで固定し、耐熱ペイントで仕上げました。

排気管固定位置1
排気管固定位置2

付属品で困った点

不良があった付属ホースバンド

付属ホースバンドは不良品が混じっていました。最初から買い替える前提で考えた方が作業が止まりません。

穴あけ時に干渉したペラシート

穴あけ前に内張りのペラシートをカットしておくべきでした。小さな点ですが、後で気付きやすいポイントです。

カプラーとダクトの取付

カプラー接続部
配線をまとめた状態

付属ダクトの長さ

付属ダクトは短めです。取り回しを工夫する場合は別途用意した方が安心です。

FFヒーター取付後の動作確認

動作確認中のFFヒーター

車体電源では問題なく起動しましたが、BLUETTI EB3AのDC出力では起動時に落ちました。今後アダプターを試す予定です。

FFヒーターの動作音

運転中の室内状況
就寝時の使用状況

起動直後はジェット音のような音がしますが、安定すると静かになります。ポンプ音も個人的には気になりませんでした。

一酸化炭素の確認

一酸化炭素チェッカーでの測定

一酸化炭素チェッカーで測定した結果、0ppmでした。安全確認として必須アイテムです。

これから取り付ける方へ

事前に情報収集し、必要な部材を揃えておくことで作業は格段に楽になります。中華製FFヒーターは価格以上の性能がありますが、完璧を求めすぎない姿勢も大切です。

実際の作業風景はYouTubeでも公開しています。

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購入・買い足しアイテム一覧

Amazon 中華製FFヒーター 2kW
トルクスネジ用ビット
田巻ガソリン携行缶 TS-5
電動ドリル
ホールソーセット
耐熱ペイント
燃料ホース 内径4mm
ケーブルグロメット
ステップドリル
ステンレス排気管
液体ガスケット
耐候結束バンド
耐熱シール剤
ダクトセット
一酸化炭素チェッカー

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