N-BOX JF1の電源まわりを、仕様ごとまとめます。
40Aの走行充電、220Wのソーラー、100Ahのリン酸鉄。いま実際に積んでいる構成です。
組んだ当時は、細かいシミュレーションをしていたわけではありません。
発電量も消費も、正確にはやってみないと分からない。冷蔵庫も後から追加しました。
それでも、いまの使い方ではきちんと回っています。結果として、我が家にはこれで足りている。その実運用を公開します。

40A+220W+100Ah 電源全体構成
・Redodo 12V40A DC-DC(MPPT内蔵)
・110Wソーラー ×2枚(並列=計220W)
・リン酸鉄バッテリー 12V100Ah
・メインヒューズ 50A
・配線 8AWG中心
数字だけ見れば、特別大きな構成ではありません。
ただ、私が考えたのは「積めるだけ積む」ではなく、今の使い方で無理なく回るサイズにすることでした。
走行充電は40A。移動中にしっかり戻せる容量にしてあります。
ソーラーは110Wを2枚並列。晴れれば冷蔵庫を動かしながらでも満充電になります。
100Ahという数字も、極端に余裕を見たわけではありません。
実際に使いながら、「このくらいあれば困らない」と判断した感じです。
重要なのはワット数の大きさではなく、発電・充電・消費のバランスです。
この構成にした理由を、ここから順に説明します。
走行充電 40Aを選んだ理由
・Redodo の 12V DC-DC チャージャー(最大 40A)
・リン酸鉄 12V100Ah(実容量 約960Wh想定)
ここで言う「40A」は、走行充電機器の規格です。
使っているのは Redodo の DC-DC チャージャーで対応できる最大出力が 40A ということ。
このサイズを選んだのは、スペック上で十分な充電力が期待できるラインだったからです。
搭載バッテリーを走行でしっかり戻せる仕様にしました。
ソーラー 110W×2を並列にした理由

・110W ×2枚(並列)=理論値 約220W
・実ピーク 約160W前後
・完全曇天実測 約37W(13.4V/2.77A)
・冷蔵庫実測消費 25.6W(13.4V/1.9A)
110Wを2枚にしたのは、出力を確保しつつリスクを分散させるためです。仮に1枚が不調でも、半分は残ります。
並列にしているのは、部分的に影がかかったときの落ち込みを抑えるためです。直列よりも、実際の屋根環境には合っていると判断しました。
晴天時は発電が消費を上回ります。逆に曇天が続けば削られる。
この差が分かっていれば「今日は増える日か、減る日か」を判断できます。それだけで使い方を調整しやすくなります。
完全曇天でも約37W。冷蔵庫の実消費25.6Wを上回る場面もあり条件次第ではわずかに増える状態になります。

リン酸鉄100Ahを基準にした理由と計算
・12V × 100Ah = 1200Wh
・実用80%想定 = 約960Wh
・冷蔵庫 25.6W(13.4V/1.9A)※平均8〜10W帯
・FFヒーター 定常 約10W
・合計 約18〜20W
960Wh ÷ 20W = 約48時間
発電がゼロでも、およそ2日分。
この目安があるので、残量60%をひとつの判断ラインにしています。
その時点で走行充電を入れれば、大きく崩れることはありません。

配線と保護
・メイン配線 8AWG
・メインヒューズ 50A
配線は8AWGを中心にしています。
過剰に太くもせず、細すぎることも避けました。
ヒューズは50A。
機器の上限と配線容量を踏まえた範囲で設定しています。
極端に振らず、安全と効率のバランスを取った構成です。
インバーターとの関係
・2000Wインバーター(サージ4000W)
・待機電力 約5W
2000Wは常用前提ではありません。
電子レンジやドライヤーも理屈上は使えますが、実際は湯沸かしや工具など短時間の用途に限っています。
「使えるから使う」という運用はしていません。常に余力を残す前提で組んでいます。
待機電力は約5W。
小さい数字ですが、車中泊仕様では無視できません。常時ONにはしていません。
自宅では実感しにくい待機電力も、限られた容量の中では数字ではっきり見えます。
この差は、思っているより大きいと感じています。

40A+220W+100Ahで実際に回せている機器
・ポータブル冷蔵庫 常時稼働
・FFヒーター 夜間使用可(冬季)
・天井照明 5灯(2W×5=10W)直電
冷蔵庫は基本つけっぱなしです。
FFヒーターも夜間に問題なく使えています。
天井照明は5灯で合計10W。
インバーターを介さず直電で動かしています。
そして晴れれば発電が上回る日もあります。
この範囲を無理なく回せていること。それが、この電源構成の基準です。
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