スマホに、知らない番号から着信がありました。この時は、移住の関係で他県に問い合わせをしていたこともあり、深く考えずに出てしまいました。
出ると、いきなりこう言われました。
「警視庁の捜査二課の黒田と申します」
この一言で、番号がどうこうという意識は一気に飛びました。正直、この時点でドキッとしました。
あとから考えれば、「知らない番号なら出るなよ」と思います。ただ、ネット回線の勧誘かなと思ったり、移住絡みの連絡が続いていたこともあって、油断していました。

話の内容がやたら具体的だった
高知県警から捜査協力の要請を受けていること。
詐欺グループのマネーロンダリング事件。
主犯格の名前まで出てきました。
さらに、「押収したカードの中に、あなた名義の楽天銀行カードがあった」と言われました。
住所まで言われると信じかける
続けて住所を読み上げられ、「ここにお住まいですよね?」と確認されました。
ここまで来ると、完全に無関係とは言い切れない気分になります。
高知県警に“転送される”流れ
「捜査本部は高知県警なので、どんな質問をされるかは分からない」
そう前置きされた上で、話は次の段階に進みそうな雰囲気でした。
この時、自分で電話をかけ直せとは言われていません。
通話を切らない前提の流れでした。
声と話し方が「警察っぽかった」
声は男性で、60歳前後。少ししゃがれた感じで、いかにも警察官役に合っている印象でした。
威圧的ではなく、どちらかというと親切で、
「ちゃんと対応してあげますよ」という雰囲気。
話し方も手慣れていて、言葉に詰まることがなく、淡々と説明が続きます。
その場では「怖い」というより、「面倒を見てもらっている」感覚に近かったです。
冷静に考えると、本当に詐欺師って怖いと思いました。
今振り返って思うこと
冷静に考えれば、おかしい点はいくつもあります。
でもその場では、「警察」「捜査」「口座」という言葉が判断力を鈍らせます。
だからこそ、この体験をそのまま残しておこうと思いました。

