山奥の家で暮らし始めてから、まず気になったのが水回りでした。
庭には、どこから来ているのか分からない水が流れ続けています。
さらに生活用水として使っている山水設備を確認すると、ポンプ周辺や台所裏でも、見過ごせないトラブルが見つかりました。
一見すると別々に見える水の問題ですが、実際に確認していくと、それぞれ原因も対処方法も違いました。
この記事では、山奥の家で見つかった庭の水、山水ポンプ、塩ビ配管のトラブルを、実際の状態とあわせて紹介します。

山奥の家で庭へ流れ込む水を確認

この家に来て、最初に驚いたことのひとつが庭の水でした。
雨上がりだけ濡れているわけではなく、山側から水が流れ込み、庭の一部が常にぬかるんでいます。
水が出ている場所を確認すると、思っていた以上の勢いで流れていました。
以前はきちんと水路へ流していたのか、人が住まなくなってから水の通り道が変わったのか、そのあたりは分かりません。
ただ、放っておける水量ではありません。地面は柔らかくなり、歩くだけでも足元が悪い状態です。
山では水が豊かなこと自体はありがたいのですが、庭へ流れ込んでくるとなると話は別です。
この水をどう処理するかは、今後の大きな作業になりそうです。
この家の生活用水は山水を利用

この家では、水道ではなく山水を生活用水として使っています。
山から引いてきた水をいったん貯水槽へため、ポンプで家まで送る仕組みです。そこから台所や風呂、灯油ボイラーへ水が回っています。
山水と聞くと、自然の水をそのまま使っているようなイメージがありますが、実際には貯水槽やポンプ、配管がきちんと機能しないと家まで水は届きません。
水そのものがあっても、途中のどこかで空気を吸ったり、水漏れが起きたりすれば使えなくなります。
移住する前は、水が出ることを当たり前に考えていました。この家では、水がどこから来て、どうやって蛇口まで届いているのかを、自分で確認しながら暮らす必要があります。

山水ポンプで起きた2つの不具合

山水ポンプでは、水漏れとエア噛みという別々の不具合が起きていました。
ポンプ部品の亀裂から水漏れ

ポンプ本体は動いていましたが、運転すると部品の亀裂から水が勢いよく噴き出しました。
少しにじむ程度ではなく、送るはずの水がその場で漏れてしまうため、このままでは家まで水を送れません。
確認すると、ポンプまわりの部品に亀裂が入っていました。古い設備なので、ポンプ本体より先に樹脂部品が劣化していたようです。
今回は亀裂の入った部品を交換し、まずはこの水漏れを止めました。
呼び水キャップ交換でエア噛みを改善

水漏れを直したあとは、しばらく順調に使えていました。
ところが、「よし、これで大丈夫だな」と思っていると、急に水が来なくなることがありました。
そのたびに呼び水キャップを外して水を入れ、エア抜きをすると、また使えるようになります。ただ、しばらくすると同じことの繰り返しです。
そういえば過去にオヤジも呼び水をしていたので、最初は「この作業は普通に必要なのかな」と思っていました。
でも、よく考えると毎回呼び水が必要になるのはおかしい。原因を直せば、この作業自体いらなくなるんじゃないかと思い、呼び水キャップを新品へ交換してみました。
すると、それ以降はエアを噛むこともなくなり、数か月経過した現在も、そのまま快適に使えています。
台所裏では塩ビ配管が割れていた

ポンプ側のトラブルが落ち着いたと思ったら、今度は台所裏から水の音がしました。
確認してみると、塩ビ配管が割れていて、そこから水が勢いよく噴き出していました。
ポンプが正常に水を送れるようになったことで、今度は配管側の不具合が分かりました。
ここも少し漏れている程度ではなく、そのままでは台所まで水を送れません。割れていた部分を修理して、家の中で水を使えるようになりました。
庭の水は生活用水とは別の問題

山水ポンプや塩ビ配管のトラブルを直しても、庭へ流れ込んでいる水はそのままです。
最初は生活用水のどこかが漏れている可能性も考えましたが、ポンプや配管を修理したあとも水の流れは変わりませんでした。
つまり、庭の水と生活用水のトラブルは別の問題です。
庭へ流れてくる水は、以前どのように処理されていたのか分かりません。人が住まなくなり、水路の管理がされなくなったことで、今のような流れになった可能性もあります。
この水については、生活用水の修理とは分けて考え、別に対策していくことにしました。
庭の排水対策は別記事で紹介
庭へ流れ込む水は、そのまま放っておくわけにもいきません。
そこで、庭の中に排水路を作り、池まで水を流す方向で考えています。
ただ、どこを通すか、どれくらいの深さにするか、勾配をどう取るかなど、実際にやってみないと分からないことも多そうです。
今回は水が流れ込んでいる状態までにして、排水路づくりの様子は別の記事でまとめます。
古い水回りで分かった注意点
今回の水トラブルで分かったのは、ポンプ本体が動いていても、それだけでは水を使えるとは限らないということでした。
部品に亀裂があれば水は途中で漏れますし、呼び水キャップがきちんと密閉できていなければ、空気を吸い込んで水を送れなくなります。
さらに、ポンプ側を直したあとには、台所裏の塩ビ配管が割れていることも分かりました。
古い水回りは、ひとつ直せば終わりとは限りません。貯水槽からポンプ、配管、蛇口まで、水が通る順番に確認していく必要があると実感しました。
ただ、原因が分かれば、自分で直せる部分もあります。今では山水を普通に使えるようになり、毎回呼び水をする必要もなくなりました。
▼田舎暮らしの向き・不向きについてはこちらにまとめています。

水漏れの状況は動画で紹介
今回の水漏れや、庭へ水が流れ込んでいる様子は、YouTube動画でも紹介しています。
写真だけでは分かりにくい水の勢いや、ポンプまわり、台所裏の塩ビ配管の状態も映しています。
山水設備の全体像も分かりやすいので、実際の様子を見たい方はこちらをご覧ください。

